焼損事故発生

レーザー加工機の火災安全についてのお知らせ

レーザー加工機の上扉に耐炎ガラスを標準搭載。(全機種に標準搭載、*マーカーを除く)

弊社では、2008年の初めから機種別に採用をスタートし、2009年3月より全機種に(*マーカーを除く)採用しております。
他の一般的な小型レーザー加工機の扉には、可燃性のアクリルやポリカーボネートを使用しているのが殆どです。
内部で、可燃性加工材から過燃焼が大きく出た場合、上部のアクリル扉に火が移り、更に激しく内部が燃え上がります。 そして、アクリルが溶けて、内部の火炎が機械上面外部に噴出します。その後は、室内の造作物に移り、火災となります。
耐炎ガラスでは、内部火炎が外部に広がりにくく、機械内部の液噴射だけで納まる場合が大きいです。

●焼損警報器を標準搭載。(全機種に標準搭載、*マーカーを除く)

2009年4月より、マーカーを除く販売全機種に、ユーザー様の安全操業を第一に考えまして、焼損警報器を標準搭載といたしました。
レーザー機内部の加工材が過燃焼し、センサー温度が60℃を超えると音声で異状を知らせます。

さらに、オプションとして、警報をはなれた場所の警報ベルなどに接続、あるいは同時に超純水自動噴射装置と連動させて、液を噴射させる装置があります。
これらは、機械内部での過燃焼を、機械外部に類焼させずに、最小の被害に抑える装置です。

注意:焼損警報器は過燃焼を防止する機器ではありません。
警報機が正常に動作する場合に音声で過燃焼を警報する装置です

コマックスレーザー加工機超純水自動噴射装置の解説。

市場での小型レーザー加工機の特長として、プラスチック、木材、紙などの可燃物素材の切断と彫刻を行なうユーザー様が多い。

コマックスでは2004年より、A2、7050シリーズにオプション搭載して、ユーザー様の安全に応えております。

一般的な消火器では、使用後の清掃問題、電子部品の腐蝕があり、修理費用が多大になることや、その後の機械耐久性が大幅に下がります。機械の2次損傷が少ないです。

上部扉内部の特殊チューブ

装置の説明:写真のように、上部扉の内側に特殊チューブを全面的に張ってあります。
素材の過燃焼によりある程度の火炎が発生して温度上昇した場合に、その熱によりチューブが破裂して、チューブ内部の噴霧液が噴射され、一瞬で過燃焼の酸素を窒息させて消火させます。

○コマックスのレーザー加工機の上部扉はガラス製が標準。コマックスだけの耐過燃焼性能を提供させて頂いております。
これは、レーザー加工機内部の過燃焼を外部に出さない事となります。
○ガラス未装着の既存ユーザー様にも、有償での後付けも行っております。

数年に一度は、加工機の内部から、過燃焼で修理をする未搭載ユーザー様もおります。幸いな事に現在までのコマックスユーザー機では、加工機から類焼して家屋や人員に被害が及んだ報告は有りません。 特にアクリルや木材、紙等の可燃物切断が多いユーザー様は、機器や操作マニアルに記載の注意を良くご理解されるようお願いいたします。

      

  • レーザーご導入の際には、超純水自動消火装置の
    ご検討もお願いいたします。 
  • 未装着の既存ユーザー様にも、有償での後付けも
    行なっております。 
  • 超純水自動消火装置は、初期消火の為の機器装置です。
    消炎を保証するものではありません

レーザー加工機は、専門業者による定期的なメンテナンスが必要です。不正使用は危険です。

●先般の学校の火災発生で、先生(レーザー加工機運用責任者)は業務上過失傷害罪で告訴されました。
5年以下の懲役と50万円の罰金です。今後は、生徒からの後遺症の告訴が長い将来にむけ予想されます。

 コマックス発,気になる情報2019年12月3日

コマックス機械の原因の場合は、弊社も告訴されますので、大変な迷惑が掛かり業務が出来なくなり倒産にいたります。
今回は私が警察の刑事課の警察官に、機械の焼損証拠を調べた結果により、コマックスの原因ではないとの弁明を
長時間行い、無罪になりました。   
本当に大迷惑です。 コマックスはユーザーと労働者を労働法の問題から守りたいのです。誤解しないでください。

加工材のアクリルから発火して、約10分後に上扉のアクリルに燃え移り、上扉が完全に燃え尽きた。

今回は運用責任者が、稼働中の機械から教室外に出て煙とガスが教室内に充満するまで戻ってこなかった。食事時間なので、生徒達も室内にはいなかった。

運用責任者の説明では自動運転モードにしたから大丈夫と思ったそうです。
また、コマックスの想定外な説明を受けたが、アクリルは不燃性であるとの説明に学校の誰もが疑問に思わなかったのに愕然としました。

立場が上の運用責任者でも、常に安全管理の勉強をし、加工機の取り扱い説明書を良く読み、不明点はサポート契約をしている専門業者に問い合わせをするのが正常です。

ピンク色はABC消火器の粉末です。火炎の温度は多分800度以上でしょう。

また加工機の電子基板からの発火は認められませんでした。

ドロドロに溶けたアルミ材。アルミも燃えます。